因果構造可視化のプロセスを自動化した高精度な因果構造を明らかにする因果推論分析で、シャンプーブランドの購入理由構造を分析。

【 要 約 】

従来の因果推論分析ではSEM(共分散構造分析)を行うが、事前に仮説となるパス構造の検討が必要で、統計知識がないと分析できない複雑な分析方法だった。
株式会社マクロミルの因果推論分析「causal analysis for Macromill」は独自のアルゴリズムにより、パス構造図の仮説なしに多変数を読み込んで分析ができるシステムとなっている。
今回、このシステムを用いてシャンプーブランドの好意度を目的変数に置き、因果構造分析を行った。
一定のファン層はいるが具体的に何が好意度につながっているのかが明確でなかったため、ブランド好意度の因果構造を明らかにしブランドイメージ等のコミュニケーション施策につなげることを目的に分析を行った。
アンケートで得た情報をもとに分析を行った結果、「美容師・プロの評価の高さ」が最もブランド好意度につながっていることが分かった。