業務支援統合パッケージ「Zoho CRM Plus」を導入したことで、案件管理の効率化や報告資料作成の時間を半日から10分に短縮、メルマガ配信時のデータ分析等が可能に。

【 要 約 】

　三井金属計測機工株式会社は、食品の内部の状態を非破壊で検査する装置の開発販売を行う食品関連事業、電子基板の実装や組み立てを行うOEM関連事業、果物の甘さなどを非破壊で測定する光センサーの販売を行う農業青果物関連事業、手作業を自動化する装置の開発販売を行うFAソリューション関連事業の4つの事業を行っている。
　同社では、顧客情報管理を行う先の大きな目標として「売上を伸ばしたい」という考えがあり、そのために個々の営業案件の精度を上げていく必要があった。特に大きな問題だったのが、受注確度のとらえ方であり、50％は獲得できると思われていた案件でも、実際に獲得できたものは38％だったりしていた。当時、営業管理はExcelで行っていたため、リアルタイムの情報は更新・共有されず、案件の進捗状況や営業担当の活動履歴もわからなかった。そこで、こういった問題を解決するために、ITツールの導入を検討した。どのツールも同社が求めている機能は有していたため、初期費用等も含めて低コストな「Zoho CRM」の導入を決定した。
　同社の製品は引き合いから販売までに要する時間が長く、１年半から３年程度要するため、細かな進捗管理や変化のフォローが重要である。今回Zoho CRMを導入したことで、案件の進捗をステージで管理するという考え方を取り入れた。以前なら苦労してExcelから読み取らないといけなかった情報が、Zoho CRMだと過去何日以内に更新されたかが分かるようになっているため、進捗確認がスムーズに行えるようになったことで、更新されていない物にはすぐ気づき、フォローを行えるようになった。
　Zoho CRMと併せてZoho Analyticsも利用することで、複雑なグラフもドラッグアンドドロップで簡単に作成可能になった。これまでExcelで管理していた時には、報告資料の作成に半日かかっていたものが、Zoho Analytics を使えばものの10分で完了できるようになった。他にもZoho Projectsによる作業負荷の可視化や、Zoho Campaignsによるメルマガ配信の効率化やデータ分析の導入等、様々な業務の効率化につながった。